生活に潤いを 民藝(民芸)のすすめ




古着好きの方であれば洋服だけでなく、家具や雑貨なども最先端のデザインよりもちょっと古かったり、個性的だったり、もしくは老舗ブランドだったりとこだわりのあるものが欲しい人が多いかと思います。

とくにアラフォーともなれば若い頃よりも絵や写真、骨董などに興味を持つ人も多いでしょう。また生活雑貨を100均のような安いものよりちょっといいものにしたい方もいらっしゃるかと思います。

そのような方におすすめしたいのが民藝(民芸)品です。

そもそも民藝とは「民衆的工藝」の略で、思想家の柳宗悦(1889〜1961年)によって作られた造語です。
柳はそれまで下手物とされてきた、庶民が使ううつわや生活道具の中に、美的価値を見出しました。美術品ではない無名の工人が民衆のために作る日用雑器、そこに初めてスポットライトをあて、美を見いだしたの工芸品。それが民藝です。

つまり民藝品とは庶民でも手の届く美的価値を持った生活雑貨です。

ただの大量生産された食器やふきんなどをちょっと民藝品にかえるだけで生活に潤いをもたらします。
特に食器に関しては彩りも豊かに食事を楽しくさせます。

そこで今回は初めての方にも入りやすいおすすめ民藝のうつわ(食器)をご紹介します。

出西窯(島根)

出西窯は島根県出雲市にて1947(昭和22)年、地元の5人の若者が集まり、共同体的な窯として創業されました。戦後の民窯で民藝では新しい部類に入ります。

シンプルでモダンながらメリハリの効いた色のものが多く、これらが近年人気となり現代民窯の旗手的存在となっています。

Bshopなどのセレクトショップでも取り扱っているため比較的簡単に手に入れやすいうつわです。

私も値段も手頃なことから6寸皿や碗、湯呑などを所有しています。

とくにコバルトブルーが美しく出西窯の代表的な色となっています。

私は出西窯から民藝の世界に興味を持ちました。

小鹿田焼(大分)

小鹿田焼は発祥が1705(宝永2)年と古く、大分県日田市の山中、福岡県との県境に位置する小鹿田皿山で10軒の窯元が昔と変わらないやり方で現在もつくり続けています。

民藝発起人柳宗悦が1931(昭和6)年に記した著書「日田の皿山」の中で「世界一の民陶」と賞讃する有名な民陶です。

小鹿田焼の特徴は代表的な技法は生地に鉋を当てて細かく紋様を刻む「飛び鉋」です。

兄弟窯である小石原焼にも「飛び鉋」は見られるのですが、小鹿田焼の方が力強く有名です。

最近では結構取り扱っている店も増え、セレクトショップでも見かけるようになりました。

やちむん(沖縄)

「やちむん」とは沖縄でのやきものの呼び方です。

沖縄独特の色使いや鮮やかさが特徴的です。

その中でも読谷山焼北窯の松田米司・恭司氏の作品がとても人気があり、以前より東京近郊では買えなくなっています。

私も持っていない皿を見つけるとつい買ってしまいます。

因州中井窯(鳥取)

雑誌の表紙なども飾るぐらい有名な因州中井窯。

緑、白、黒の3色の釉薬を使い分けたモダンなデザインが特徴です。

ここのやきものは先にあげたやきものよりも出てくる量も少なく中々手に入りません。

2色使いはたまに見かけることはありますが、3色染め分けは私も2016年春にビームス新宿がリニューアルした際のfennicaでしか見た事がありません。

そして、私がかれこれ6年近く探しているのが柳宗理がディレクションしたハマグリ合わせ平皿です。

雑誌などでもよく掲載されている皿ですが、実際に売っているところを見たことがありません。

もともと毎年あまり数が出ない民陶なので入手するには鳥取までいかなければダメなのかも知れません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この他にも小石川焼や益子焼など民藝と呼ばれているうつわはたくさんあります。

1000円ぐらいで大量生産された瀬戸物を買うぐらいなら、小さいものなら同じくらいの値段で買える民藝のうつわの方が生活の質が向上します。

また、日本人にしか作れないわび・さびにも通じるデザインがわかるのも大人の楽しみと言えます。

皆さんももし食器を買う機会があったら試しに民藝を買ってみて下さい。

そのデザインと奥深さにはまりますよ・・・

【民藝オススメ本】

                     




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